ただの雑談だよ!
投稿者: spielerei8707 投稿日:2014/06/26 14:17
どうも、お久しぶりです。 今日は目的もなくふらっと立ち寄ってみましたよ。 |
あら。幸運ですわ。 ちょうど、しゅぴさんに聞きたいことがありましたの。 |
ん?何だい? |
しゅぴさん、あなたが作ると言っていたものの中で、いくつか行方が分からなくなっているものがあるのですけど、それらのその後を教えていただけませんこと? |
うッ……! ぐ、ぐああ……頭が……! |
わざとらしい芝居はよしてくださいな。 さあ、どうなんですの? |
ばれたか……。 アレイラ、やっぱりお前だけは、だましたくないもんな。 結論だけ言うと、それらはすべて「無期限凍結という名の破棄」という状態になっているんだ。 |
……。 やはり、そうでしたのね。 さすが、「作る作る詐欺師」を自称しているだけありますわ。 |
それは事実だ。言い訳はできない。 俺は他人との約束も、自分との約束も守れない弱い男なんだ。 本当に、未来の自分は他人であると思い知らされるよ。 |
だから、何だというんですの? そのことによって、約束を破るのが許されると思いまして? どんなに申し訳ないと思っていても、約束を破ったという事実、その罪は消えませんし、許されませんわ。 |
たしかに、罪を犯したという事実は、どうあがいても消えない。 だが、「許す」というのは心ある存在がとることができる尊い行動の一つだ。 まあ、全ての心ある存在に許してもらえるとはさすがに思っていないが、特に、破ってしまった約束をした相手には許してほしいと願っている。 俺は、この件に関して願うことしかできない。 他者の心は、自分が操ることはできないから。 |
ふーん。 要するに、「我を許せば尊い行動をしたとほめて遣わそう」、そういう風に上から目線で交換条件を出していますの? まるっとお見通しですのよ。 冗談じゃありませんわ。 では、その相手に許してもらえるように努力し尽くしましたの? 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉をご存じ? しゅぴさんには、この言葉の前半が必要ですの。 「他人の心は操れない」、それは正しいですわ。 でも、サイコロの目のように全くどうすることもできず、良い結果を待ち望み、悪い結果に怯えることしかできないわけでもありませんの。 他人の心に影響を与え、誘導することはできますわ。 しゅぴさん自身も、他人の言ったこと、したことによって、気を良くしたり、気分を害した経験がおありでしょう? 相手も、同じですわ。 あなたの行動次第で、絶対許さないと憎しみを抱くこともあれば、許そうかなと思うこともありますの。 それを頭に入れて、心で感じて、行動すること。 それが、あなたが許されるためにやるべきことですわ。 なぜベストを尽くさないのです? |
ふう、わたくしからのアドバイスは以上ですわ。 まったく、嫌いな相手にここまで親切にするなんて、わたくしもとんだお人よしですわね。 |
ありがとう、アレイラ。 俺は思うんだが、お前がこんなにも俺にやさしいのは、口では俺のことを嫌いだと言っておきながら、実際は逆だったりするからじゃないのか? まさに、「本当に好きな相手には、素直になれない」というわけだ。 その気持ちを素直に認めたほうが、お互いが幸せになれると思う。 何より、自分に嘘をつき続けるのは、苦しいだろうから。 |
わたくしは、しゅぴさんのそういうところが嫌いなんですの。 美辞麗句を並べて相手のことを思っているふりをして、結局は自分の利益しか考えていない、だからこそ、相手もそうだったと気づいた時は、オーバーに傷ついたふりをして、その場にいた他人に相手を攻撃させようとする。 まるっとお見通しですのよ。 しゅぴさんと違って、わたくしは好きな相手にしかやさしくできない、信じる者しか救わない、了見の狭い存在ではありませんわ。 |
忘れるな。それはお前が現実の存在ではないからだ。俺の理想とロマン100%純粋培養の、架空の存在だからだ。 存在そのものを無条件に愛してもらえず、何か長所がなければダメなんだと焦り、怯え、仮面をかぶりつづけ、自分を長年偽った末に自分を見失った。 お前がそういう境遇だったとしたら、今同じことを言えるのか? |
確かに、現状とは違う、別の環境を想像し、他人の心の中を推測することは、大事ですわ。 しかし、自分の現状はすべての起点、帰るべき場所ですわ。 必ず自分の立場に戻ってこなければ、他人の気持ちを理解したところで、何の意味もありませんの。 その人のことは、その人自身に任せておけばいいのですわ。 そこをわかっていなくて、自分の国に害を与える近隣の外国を支持し、仲間であるべき人々と対立し、国を混乱させる、そんな方々があなたの暮らす世界にいらっしゃるとお聞きしていますの。 |
言われてみれば、そうだった。 なぜ政治ネタ? まあ、その国の為政者たちが別の立場にある異国の境遇を想像しないで、自分の立場ばかり主張して、それに反発するその人たちで混乱して、結局どっちも間違いだからどうしようもないという印象を受けているけどね。 |
ほんとにそうですわ。 話はずれますけど、「我らの正義(男社会)に逆らうものは悪なり(よって、野次って攻撃してよい)」とか、「あの悪(セクハラ野次)を滅ぼさんと行動する我らは正義なり(よって、野次った議員の事務所に生卵を投げつけてよい)」とか、ばかばかしいにもほどがありますわ。 正義の敵となるのは、別の方向性を持ったもう一つの正義だし、悪を滅ぼすのはやはり別の方向性を持ったもう一つの悪ですのよ。 これは、世界から争いがなくならないからくりの一部ですわ。 |
おいおい、お前が何でそんな細かい事件まで知っているんだ? 俺の脳みそがこぼれてそこら辺に落ちてたのか? |
あら? 脳みそがこぼれる、しかもそれに気付かないだなんて、脳が相当ドロドロに液状化して腐っているとしか考えられませんわよ? しゅぴさん、墓穴を掘りましたわね。 |
うー、悔しい! もういい、締めくくる! |
どうも、とりとめのない話を、ここまで見ていただいて、ありがとうございます。 では、また。 |
~一方、長巻博士は~
ふむ、あれほど騒いでいた「アーティフィシャル・ハート」というゲームのプロジェクトは凍結されていたのか。 どうりで、姉倉さんや薙刀君、野立大佐、その他大勢の研究員や軍人を見かけなくなったわけだ。 |
当該人物は、全員死亡したと推測されます。 当該事象を考慮すると、某創造神気取りの会話するカラスが行った無責任かつ冷酷な行動に対して憎悪の感情を知覚します。 |
その推測が正しければ、そのような感情を抱くのは自然かつ適切だ。 だが、それは誤解に基づく推測だ。 あのカラスは、彼の暮らす世界から私たちが暮らしていた世界を観測するための装置を作ることを中止しただけで、私たちが暮らしていた世界そのものを破壊したわけではない。 要するに、研究所や基地のみんなは一時的に私たちから見えなくなっただけで、平常通り生きて暮らしている。 もしかしたら、今頃私たちがいなくなったことで大騒ぎしているかもしれない。 彼らには、きっといつか、また会える。 |
観測不能な状態に移行しただけであって、当該人物は生存しているという推測の正当性を理解しました。 付言するならば、正当性が同値であったとしても、可能な限り希望を感知できる推測を採用する選択傾向が、良好な行動結果を生成すると判断し、以降、当該選択傾向を適用します。 |
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今の考えや気持ちの整理方法が
ちょっと面白いアイデアですね
いろいろと悩むときもありますが
ひとりでできることというのは
限られているものです
何でも手を出そうとするのではなく、
「今、一番したいこと」を限定し、
「それに対して、現状足りていないこと」を
着実に積み重ねていく努力が
自らの幸せへの近道となる
ひとつの方法かもしれません
正直、葵さんからコメントが来たという通知だけを見たときは、恐怖を感じました。
怒りのコメントであると勝手に予想して、怯えたのです。
しかし、実際は違った。
葵さんは私が想像している以上に、穏やかで冷静な方だったと知りました。
それゆえ、見えないところで黒い感情をため込んでいないか、心配です。
そうですよね。「したいこと」を厳選して、あれもこれもと欲しがらないことは重要ですよね。
もしかしたら、「本当に好きなことを実現するための努力」は全然苦しくないし、それ自体が幸福である、そういうことかもしれません。
どうも、ありがとうございました。
では、また。